調査不足!? グラゼニ 第09話




凡田が、栗城の収入について「年収600万。現役最終年が年俸650万だったので、ほとんど変わらないことになる」といっているんだけど、ほんとにゼニにことを気にしているのか?と疑いたくなる。

通常、プロ野球選手は給与所得ではなく事業所得。つまり、年俸650万円は事業収入であり、年収600万円は給与所得。もちろん、事業所得よりも安定しているし、福利厚生等もある。そんな事業所得と給与所得の金額だけを比べて、ほとんど変わらない・・って、ほんとに凡田は確定申告しているのかと不思議になる低レベルな知識。ゼニがテーマな割に、雑すぎない?

ちなみに、給与所得600万円と事業所得650万円のどちらが優遇されているのか。一般人なら事業所得の650万円がいいと思うだろうけど、実際は社会保険に加入していれば半分は会社持ち。つまり、年収600万円以上の負担をしていることになる。仮に月収50万円だとすると、平成30年現在、社会保険の個人負担が月7万円程度、年間84万円。同じように会社が半分社会保険を負担しているとするならば、年収+84万円、つまり684万円会社が負担していることになる。あれ、額面が給与の方が多いぞ?そう、事業者という不安定な収入というリスクもなくなり、かつ福利厚生等も充実している給与所得者。650万円よりも減収したと思わせながら、実際は年収は増加しているということ。まるで、収入が減ったけどあまり変わらない風な説明だったけど、たぶんそういうこと無知なんだろうな。実は増えているという。

今回のアニメの回の話は適当過ぎ。もう少し正しい情報を提供しないと。ゼニを扱っているわりに、知識レベルが低すぎ。



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