千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、ある日自分が男の子になる夢を見る。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、自分が女子高生になっている奇妙な夢を見た。繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間。二人は気付く。「私/俺たち、入れ替わってる!?」出会うことのない二人の出会い。運命の歯車が、いま動き出す…。
入れ替わり、そのくらいの情報だけ知っていた「君の名は。」
新海誠作品はいくつかみたけど、この作品がダントツの面白さ。
声も違和感がない。むしろうまいかもしれない。
曲も、よくあっている。
中盤から話が核心に迫るあたりから、単なる入れ替わりアニメではなくなっていく。
この映画をみていると、数年前の出来事を思い出してしまう。それを思い起こすと、ちょっと辛い気分になる。だからこそ、この映画は人気があったのかもしれないな。
最近の評判のあるアニメの中では一番面白かったと思う。
気になったことは、なぜ入れ替わりで自分あてに「電話」しないのかな?ということ。家電なら誰かが電話に出そう。
タバコのシーンがあるんだけど、口から吐いた煙がモクモク出すぎ。はじめてタバコを吸うんじゃないんだから、そんなにもくもく口から煙はかないだろう。
ちょっと、きみの名前は!ってしつこく言い過ぎな感じはあるんだけど、おもしろかった!
※副音声で聴きながら観ても面白い。普通に見るより詳しい情報が説明されているので、後からわかる内容を先取りしていたりする。
上記のあらすじの中で、「夢をみる」という表現が気になったんだけど、この表現もある意味正しい。ただ、この表現をみてしまうと、カンの良い人なら話を予測できてしまうかもしれない。ある種ネタバレが含まれているあらすじだな。
神木隆之介 東宝 2017-07-26