この映画は、私の行動規範にもなっている印象的な映画だ。
内容としては、受けた善意を別の人に渡すということ。
この考えは、親子関係に似ているかもしれない。
親から受けた恩を、親孝行というカタチで恩返しする(ペイバック)。
でも、必ずしも親孝行できないかもしれない。
そういった場合、子供に対する愛情をもって、親から受けた愛情を伝えていく。
つまり、親から受けた愛情なり恩を、子供へと渡すことがペイ・フォワード。
この映画のペイ・フォワードでは、そこに他人が含まれているというのが特徴だ。
個人的には、親孝行もしつつ、別の人にも幸福を連鎖したいので、両方行っている。
親孝行は、親が生きているうちにしかできない。だったら後悔しないように、生きているうちに親孝行すべきだ。
大げさなことではなくても、一緒に外食したり、服をプレゼントしたり、メッセージを贈るだけでもいいかもしれない。
ありがとう、と当たり前のことを言うだけでも、気持ちは伝わると思う。
自分ができる範囲で親孝行をすればいいと思う。
人助けをした時に、私はこの映画の話をすることにしている。
私に恩返しをしなくても、別の人が困っている時に助けてあげてください、と。
そうすることで、私の小さな行いも、別の誰かの助けにつながる。
小さいかもしれないけれど、幸福の連鎖を期待して。