今回は、栗田の同級生、みな子の恋人である青沢のマザコンの話。小さいころに母親に捨てられて、父親もなくなって一人で生きてきた青沢。小さいころは母親大好きで、お母ちゃん子だったと、20年ぶりに現れた母親がいう。雨の日に雨宿りしている母親を、子供の青沢が傘を2本もってカッパを着て迎えに来る。え?カッパを着ているのに傘!?しかも帰りは傘1本で二人で仲良く帰るってことは、傘1本でよくない?そんな面白家族。一目会いたいとみな子たちに相談する母。まさかの山岡と気が合う青沢。そこで山岡に何とかならないかと頼まれて、調子がくるう士郎。
小さいころ捨てられたトラウマから、母親嫌いの青沢。子供の時に食べたアップルパイが気になって、いつも注文してはまずいと吐き捨てる。山岡達と喫茶店に入るたびに、アップルパイ。そしてもちろん、不味いとクレームをいう。
母親のことがあってか、みな子と結婚するんでしょ?と栗田に言われても、結婚して子供が生まれて自分と同じような運命にさせたくないと、結婚拒否。そういうこともあって、なんとか心の傷をいやしたい栗田とみな子。
どうしても会いたくないと拒絶する青沢に、母親も断念。アメリカに帰国しようとする母親に山岡が一つだけお願いをする。今回は美味しいアップルパイですと青沢に出す栗田達。一口食べると、いつもの美味しんぼ独特のSE。リンゴが違うんですよ、と山岡が説明。紅玉(こうぎょく)と普通のリンゴの2つをテーブルにおいて、両方を味見させる。紅玉(こうぎょく)は強い酸味があるが、アップルパイを作るときにはそれが逆にいいという。甘いリンゴはゆでると気の抜けた味になる。アップルティーも紅玉(こうぎょく)の皮を使うことで、奥深い味わいになるという。そして、そのアップルパイとアップルティーを作ったのはもちろん母親。
それでも、母親を許せず会おうとしない青沢に、母親は自分の思いを伝えて雨の中店を飛び出す。みな子があなたは甘えているだけなのよ!と叱り、青沢に活をいれる。すると、青沢は店を飛び出し、母親を抱きしめる。
そして、これがアベマTVでの美味しんぼ第1クールの最終話。
(第3クールで全話放送)
平凡な話だった。
キャスト
青沢悟・・・田中秀幸
みな子・・・三田ゆう子
青沢の母・・・中村紀子子
マネージャー・・・掛川裕彦
ウェイトレス・・・星野美奈子