ツンデレ親子!? 美味しんぼ 第14話 横綱の好物




食(グルメ)のアニメの決定版。

壮大な親子喧嘩を繰り返す、父海原雄山と息子山岡士郎。
一見、海原雄山がワガママに見えるけど、息子の山岡士郎もかなりのワガママ。態度も横柄だし、父親譲りという感じ。お互い似た者同士。

ただ、山岡士郎は、母親に対する海原雄山のひどい扱いを恨んでいるので、父を憎んでいるし、海原雄山は、数億円分の陶器をたたき割られて怒っている。

とはいっても、さすが父の海原雄山。息子に徹底的に料理の修行をさせているので、山岡士郎の腕前と味覚は鍛えられている。

そんな、公開親子喧嘩が面白い美味しんぼなんだけど、美味しんぼ #14は、ちょっと親子喧嘩はなく、ツンデレっぽい感じのお話し。

大原社主は横綱若吉葉の激励会でブリのアラ鍋を用意するが、当日、列車の雄山の言葉から士郎は大原社主の大変なカン違いに気付く。横綱の好物はアラという名の魚の鍋であった。

大原社主と同じ席にいた海原雄山。横綱若吉葉がアラを食べたいということで、大原社主はブリのアラ鍋を準備しようとする。山岡士郎も、又聞きでアラの鍋の話に参加する。しかし、父海原雄山から、思っている「アラ」の鍋ではないというヒントをもらう。大原社主と同席していた栗田ゆう子に、その時の会話を詳しく聞いた山岡士郎は、アラ違いだと気付く。そして、慌てて福岡まで飛行機でとんで、アラをなんとか手に入れる。

大原社主が準備していたアラは、山岡士郎が急きょキャンセル。携帯電話のない時代。大原社主に連絡するも、出かけていてつかまらない。これは山岡士郎のナイス判断。しかし、横綱に料理をふるまおうと現地に到着した大原社主は、山岡士郎がかってに料理をキャンセルしたのでご立腹。なんとか食事時間をのばそうと努力するも、とうとう山岡士郎に切れそうになりながら、今回の食事の件を話そうとしたところで、福岡からアラを購入して戻ってきた山岡士郎が到着。アラを目の前でさばくというデモンストレーションで横綱他招待客を楽しませる。大原社主も、そこではじめて「アラ」違いだと気付き、山岡士郎に助けられたことに気付く。その時、海原雄山は、静かに食事をしている。

海原雄山がヒントをくれなければ、「アラ」違いの料理を出し、大原社主は恥をかくところだった。いつもはひどい海原雄山のツンデレが垣間見えたお話し。

キャスト
若吉葉・・・大塚芳忠
高山・・・田中康郎
大塚・・・兼本新吾
安部・・・キートン山田
司会者・・・山寺宏一
客A・・・小出和明
客B・・・菅原正志
女将・・・綾崎みき
アナウンス・・・神代智恵
男A・・・茶風林
男B・・・坂東耕一郎

山岡士郎:井上和彦
栗田ゆう子:荘真由美
海原雄山:大塚周夫
大原社主:阪脩

【イントロダクション】
初回放送(1988年10月17日)から28年、1980年代の名作アニメの最高峰『美味しんぼ』が
デジタルリマスター版にて初Blu-ray&DVD化!
日本テレビ系列にて1988年から1992年まで放送(全136話)、スペシャル版2話
1983年、原作/雁屋 哲・花咲アキラにより小学館「ビッグコミックスピリッツ」にて連載開始。
現在までにコミック全111巻、累計発行部数は1億3000万部を超える超大ヒット作!



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