辣腕弁護士、磯村道雄(渡辺いっけい)の十歳になる息子、秀介(林遼威)が何者かに誘拐される事件が発生。犯人は磯村に5000万円の身代金を要求し、それを持って、東京駅から翌朝始発ののぞみに乗るように告げる。
磯村の妻、弘美(秋本奈緒美)からの通報を受け、動き出す広域捜査課の面々。東圭太(高橋克典)のいつもの相棒、佐伯夏美(山崎静代)は札幌の事件を担当中で不在だった。今回の誘拐事件では秀介の持病が問題に上がる。1型の小児糖尿病を患っている秀介は、インスリンが切れると意識を失い、死に至る可能性もあるのだ。予備として持っているのは丸三日分。救出のタイムリミットは三日間だ。それを念頭に、東は磯村の乗り込むのぞみに同乗する。
犯人からの連絡で新神戸駅に下車した磯村は、指示に従い、公園へ向かう。公園のゴミ箱にある携帯電話を使うように指示され、再びのぞみに乗車した磯村は、犯人からの連絡で広島駅で下車。指定された橋から、指示どおりに身代金の入ったバッグを投げると、オートバイでスタンバイしていたヘルメット姿の男がバッグを掴み、走り去る。急いで駆けつける東。その後ろからやって来たのは、広島県警の刑事、相原真理子(田畑智子)だった。
広島県警の捜査本部に広域捜査課課長の高村順一郎警視正(大杉漣)も合流し、捜査会議が行われる。そのさなか、新神戸の公園にあった携帯電話の契約者が、会社役員の井岡浩二(JIN)だと判明。さらに、秀介を連れ去ったと思われる車と、身代金を持ち去った男のオートバイも広島で発見。ともに所有者は井岡だった。しかも、井岡は三日前から連絡がつかなくなったという。だが、井岡が誘拐犯の犯人グループの一人だとは考えにくい。というのも、井岡にとって磯村は恩人だった。それは、7年前に広島で起こった女子大生殺人事件の裁判でのこと。容疑者だった井岡を弁護したのが磯村だった。県警の刑事の話によると、7年前の夏祭りの夜、大田川放水路の河川敷で、首を絞められ、窒息死した女子大生、川瀬奈美の遺体が発見される。容疑者として事情聴取を受けた井岡と、遊び仲間の増田隆(渡邉紘平)は犯行を自供するが、公判では否認。裁判で磯村は2人のアリバイを証言する目撃者を捜し出し、2人を無罪判決に導いたのだった。無実を証明してくれた恩人の息子を誘拐するとは考えにくい。しかも、井岡は地元の有力者の息子で、金に困ることはない。そんななか、真理子は「増田が井岡を利用した可能性もある」と言い、「増田を追わせてほしい」と強い口調で言うのだった。
一方、磯村は犯人の指示で広島のホテルに待機する。身代金だけが奪われたことや、秀介の身を案じ、苛立ちを露わにする磯村。そんな磯村に再び犯人から連絡が入る。次の要求は、警察に報道規制を解除させ、身代金が奪われたと記者会見させることだった。記者会見を開くということは、警察の失態を公表すること。渋る県警の課長を説き伏せ、高村は会見にのぞむ。
そんななか、井岡の遺体が発見される。死亡したのは3日から5日前で、誘拐事件の前だと推定。井岡の父の証言から増田が井岡につきまとい、金をせびっていたことも判明し、増田の犯行との見方が濃厚になる。だが、井岡の遺体発見場所が、奇しくも川瀬奈美の殺害現場と同じだったことに何か引っかかるものを感じた東は、奈美の父で皮膚科医の透(佐藤B作)を訪ねる。そんな東に透は、無罪判決が下りた後は自分を責め続けていると静かに話すのだった。さらに、川瀬奈美の墓参りに訪れた東は、墓前で手を合わせる男と出会う。元広島県警の刑事で、奈美の事件を担当していた津川哲也(岩城滉一)だった。津川は定年退職した今も事件を気にかけている様子で、事件を解決できなかったと、やりきれない表情を東に見せる。
一方、誘拐事件の重要参考人として指名手配された増田が警察に出頭。疑いを晴らしに来たという増田はアリバイを主張し、誘拐時刻のアリバイが証明される。
しかし、誘拐事件が川瀬奈美殺害事件と深く関わっていると確信した東は、裁判で無罪を決定づけた目撃証言に着目。証言をした有森加奈子(田中美奈子)を訪ねる。偽証を疑う東の追及に加奈子は・・・。
刻一刻と近づく秀介のタイムリミット。だが、真相を解くカギになると思われた加奈子が殺害される!真犯人はいったいだれなのか!?そして、彼らの真の目的とは・・・。東がたどり着いた衝撃の結末とは!?
磯村の妻、弘美(秋本奈緒美)からの通報を受け、動き出す広域捜査課の面々。東圭太(高橋克典)のいつもの相棒、佐伯夏美(山崎静代)は札幌の事件を担当中で不在だった。今回の誘拐事件では秀介の持病が問題に上がる。1型の小児糖尿病を患っている秀介は、インスリンが切れると意識を失い、死に至る可能性もあるのだ。予備として持っているのは丸三日分。救出のタイムリミットは三日間だ。それを念頭に、東は磯村の乗り込むのぞみに同乗する。
犯人からの連絡で新神戸駅に下車した磯村は、指示に従い、公園へ向かう。公園のゴミ箱にある携帯電話を使うように指示され、再びのぞみに乗車した磯村は、犯人からの連絡で広島駅で下車。指定された橋から、指示どおりに身代金の入ったバッグを投げると、オートバイでスタンバイしていたヘルメット姿の男がバッグを掴み、走り去る。急いで駆けつける東。その後ろからやって来たのは、広島県警の刑事、相原真理子(田畑智子)だった。
広島県警の捜査本部に広域捜査課課長の高村順一郎警視正(大杉漣)も合流し、捜査会議が行われる。そのさなか、新神戸の公園にあった携帯電話の契約者が、会社役員の井岡浩二(JIN)だと判明。さらに、秀介を連れ去ったと思われる車と、身代金を持ち去った男のオートバイも広島で発見。ともに所有者は井岡だった。しかも、井岡は三日前から連絡がつかなくなったという。だが、井岡が誘拐犯の犯人グループの一人だとは考えにくい。というのも、井岡にとって磯村は恩人だった。それは、7年前に広島で起こった女子大生殺人事件の裁判でのこと。容疑者だった井岡を弁護したのが磯村だった。県警の刑事の話によると、7年前の夏祭りの夜、大田川放水路の河川敷で、首を絞められ、窒息死した女子大生、川瀬奈美の遺体が発見される。容疑者として事情聴取を受けた井岡と、遊び仲間の増田隆(渡邉紘平)は犯行を自供するが、公判では否認。裁判で磯村は2人のアリバイを証言する目撃者を捜し出し、2人を無罪判決に導いたのだった。無実を証明してくれた恩人の息子を誘拐するとは考えにくい。しかも、井岡は地元の有力者の息子で、金に困ることはない。そんななか、真理子は「増田が井岡を利用した可能性もある」と言い、「増田を追わせてほしい」と強い口調で言うのだった。
一方、磯村は犯人の指示で広島のホテルに待機する。身代金だけが奪われたことや、秀介の身を案じ、苛立ちを露わにする磯村。そんな磯村に再び犯人から連絡が入る。次の要求は、警察に報道規制を解除させ、身代金が奪われたと記者会見させることだった。記者会見を開くということは、警察の失態を公表すること。渋る県警の課長を説き伏せ、高村は会見にのぞむ。
そんななか、井岡の遺体が発見される。死亡したのは3日から5日前で、誘拐事件の前だと推定。井岡の父の証言から増田が井岡につきまとい、金をせびっていたことも判明し、増田の犯行との見方が濃厚になる。だが、井岡の遺体発見場所が、奇しくも川瀬奈美の殺害現場と同じだったことに何か引っかかるものを感じた東は、奈美の父で皮膚科医の透(佐藤B作)を訪ねる。そんな東に透は、無罪判決が下りた後は自分を責め続けていると静かに話すのだった。さらに、川瀬奈美の墓参りに訪れた東は、墓前で手を合わせる男と出会う。元広島県警の刑事で、奈美の事件を担当していた津川哲也(岩城滉一)だった。津川は定年退職した今も事件を気にかけている様子で、事件を解決できなかったと、やりきれない表情を東に見せる。
一方、誘拐事件の重要参考人として指名手配された増田が警察に出頭。疑いを晴らしに来たという増田はアリバイを主張し、誘拐時刻のアリバイが証明される。
しかし、誘拐事件が川瀬奈美殺害事件と深く関わっていると確信した東は、裁判で無罪を決定づけた目撃証言に着目。証言をした有森加奈子(田中美奈子)を訪ねる。偽証を疑う東の追及に加奈子は・・・。
刻一刻と近づく秀介のタイムリミット。だが、真相を解くカギになると思われた加奈子が殺害される!真犯人はいったいだれなのか!?そして、彼らの真の目的とは・・・。東がたどり着いた衝撃の結末とは!?
高橋克典と大杉漣のコンビの刑事ドラマ。最後に事件を解決すると、いつもご当地のお土産を大量買いするのが印象的。
今回は、誘拐事件が起きて、5000万円の身代金を東京から福岡まで運ぶように指示。そして、新幹線に乗車中、犯人から広島で降りるようにメールが届く。あとをおう高橋克典。広島に着くと、身代金を運ぶ父、磯村道雄は路面電車に乗りに向かう。その時に、尾行している高橋克典が無線で本部と連絡を取るときに、「路面電車のターミナルへと向かっています」と言うんだけど、なぜそのことがわかるのか不思議。というのも、今回は東京から福岡への乗車中からの途中下車。広島に詳しい現地の警察官であるならわかるんだけど、東京の警察官が地方の地理に詳しすぎなんじゃ・・・もちろん、広域警察というくらいだから、いろいろな県に捜査に行っているかもしれないけど、それでも、駅をでてすぐ路面電車へ向かっているという報告するのは、エスパー!?
この回、2・3回みた気がするな。
東 圭太 高橋克典
相原真理子 田畑智子
中西みどり 小川菜摘
水沢夏彦 南 圭介
磯村道雄 渡辺いっけい
磯村弘美 秋本奈緒美
磯村秀介 林 遼威
有森加奈子 田中美奈子
川瀬 透 佐藤B作
津川哲也 岩城滉一
高村順一郎 大杉 漣