設定は面白い! 真相は耳の中




ダメ刑事のオヤジと推理マニアの娘。事件をポッドキャストをやっている娘と知らない推理マニアに解かせて、オヤジが事件を解決するという流れ。

無能なオヤジ(刑事)、優しい部下、ツンツンしている鑑識、が出演していた。

第1話を見てみたところ、謎解き部分は見た瞬間わかるくらいの優しいアリバイトリック。ただ上記の役者達の設定が面白いので期待できる。

ただ、一つ気になるのは謎解きの根拠。

オヤジの部下が情報を推理マニアの娘に渡したというのはいい、でも容疑者の持ち物って全部写真撮られたりする?←そうでなければつじつまが合わない。なぜなら、容疑者の持ち物を全て写真でとらないと今回のアリバイ崩しの前提条件が説明できないから。もう一つ。オヤジが家政婦?から聞いたこともアリバイ崩しの前提条件なんだけど、その言葉の内容まで証拠として情報を提供する?つまり、ドラマの中で紹介された持ち物や台詞を一字一句もれなく拾い上げた上で、推理マニアの娘に情報を提供したことになる。ちょっと無理がある。

容疑者の持ち物を写真でとることができないのなら、一瞬の確認しかない。もしその確認ができていたとしたら、その時点で部下が容疑者の繋がりがわかるから娘は必要なという矛盾。

その場に推理マニアの娘がいれば、めざとく証拠を見ていた、聞いていた、ということで納得できるけど、現場にいない娘に100%証拠を説明できているというのがこのドラマの無理な設定。ありえない。全ての状況を録画、録音していないと上記のトリックの前提条件を伝えることは無理。

と、正直設定はゆるゆるだけど、ドラマとしては楽しめそうという感じ。



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする