竜とそばかすの姫を観てみた。
内容としては、子供の頃に母親が見知らぬ他人の子を救うために死亡したことが原因でメンタルやられている女の子の話。
仮想の世界にはいるんだけど、その中で自分は謎の歌姫になる。これはいいとしても、その中で謎の男が出現するんだけど、あなた誰?誰?としつこくてウザい。意味がわからない。自分は匿名なのに、なぜ人の素性を知ろうとするのか。ネクラなストーカー女。
そして、その謎の男の正体はわかりやすい演出だったので、登場した瞬間こいつだな、とすぐわかる。わかりやすすぎて謎解きにもならないのでつまらない。
後、モヤモヤしたのが、ヒロインが殴られそうになるシーンがあるんだけど、なぜ殴られなかったのか意味不明。アニメだから仕方がないけど、普通殴られるから。暴力は甘くないから。そんな女子高生?がちょっと強がったところで、顔面パンチだから。
そして、顔から血が出ているのに、周りの人は何も言わずにストーリーを進行する。馬鹿なの?女子高生の大事な顔から血がでてるんだよ?傷が残るかもしれないんだよ?
という、ちょっと意味不明な作品だった。
ディズニーとジブリを目指しているような中途半端な映画だったけど、観ても良いかなと思う映画。
この手の歌をうたう映画って、歌そのものが微妙なことが多いけど、案の定この映画の歌も微妙。そんな微妙な歌を聴かされているのに、すごい!とか感動!とかそれっぽい台詞があると、はい、この歌はいい歌なんですよ~って押しつけられている感じ。言うなら、面白くもないのに観客の笑い声を足されて、ここワラウところですよ、とか、泣かせるシーンで、ここ泣くところですよ、と強制されている感じ。
ディズニーのように、美女の野獣ではなく、ブスと野獣だったけど、ディズニーは歌そのものがいいので、ディズニーには及ばない感じ。
あと、ラストのほうでナウシカっぽいシーンがあったんだけど、まぁ個人的にそう思うだけ。
これはあれかな、お母さんが見知らぬ人を助けたから、自分も見知らぬ相手を助けようとしているといいたいのかな?女子高生のメンタル復活劇ということでいいのかな?
最後に、キャラクターに俳優と声優が入り乱れているので、声の質というかトーンというかバランスが悪いので内容が入ってきにくい。