ひきこもりに対する風刺? NHKスペシャル ドラマ こもりびと




主演は松山ケンイチ。父親役に武田鉄矢。

このドラマ、ひきこもりの息子がいる親との関係を描いたドラマ。

家族構成は、母親は無くなっていて、父と子が一緒に暮らしている。息子はもう一人いて、優秀?で結婚していて、別世帯。

息子は兄と比較され、就職氷河期だったらしく、正社員で働けず、非正規ながらも飲食店の店長として働いていたが、正社員でないことで父親からは厳しく叱責される。

そんな昔ながらの父親と、父親の正しいという価値観に苦しめられた息子のやりとり。

現代の引きこもりの子供の親世代は高齢で、いつ無くなってもおかしくない。このドラマも、突然父親が癌を宣告されて余命数ヶ月。つまり、親がいなくなったら子供はどうなるのか。

そういったことを考えさせる作品。だから、ひきこもりに早く自立しろ、と言っているようにも思える。

家の中で怒鳴られ、職場でもクレーマーに怒鳴られたら、精神まいっちゃうよね。

ただ、引きこもりでも、ネットができるんだから、ネットでお金稼ぎすればいい。収入があれば、引きこもりだろうと、外で働こうと、とやかく言われる筋合いはないと思う。

ひきこもりをどうにかしたいのにどうにも出来ない場合は、やはり助けが必要。

なかなか面白い作品だった。



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