貴様死ね! 【映画】俺はまだ本気出してないだけ




大黒シズオ、42歳。バツイチで子持ち。「本当の自分を探す」と勢いで会社を辞めるも朝からゲームばかり。父親には毎日怒鳴られ、高校生の娘に借金し、バイト先ではミス連発。そんなある日、突然「俺、マンガ家になるわ」と宣言。根拠のない自信をもとに出版社に持ち込みを続け、編集者に励まされつつ雑誌掲載を目指す日々。描くことがな~いと悩み、父とケンカして(この歳で)家出。幼馴染やバイト先の友人も巻き込みながら、ボツばかりなのは「運がないから」とペンネームを変える始末。 こんなシズオにデビューの日は訪れるのか・・・!?

まず、家族設定が不明。あらすじを観ておかないと、女の子との関係がわからない。おじいちゃんと、シズオと娘という3人家族。仕事を辞めて無職のシズオ。漫画家を目指すシズオ。すぐに絵がかけるところがすごい。そして、下手ウマな感じで味がある。

蛭子もお店の店長として登場。

シズオ、ファーストキッチンでバイトはしているみたい。あだ名は店長。
少年野球のチームでのあだ名は監督。

息子のことを心配する父親。「貴様死ね!」と目を覚まさせようとする。

山田孝之に将来のことを考えないような話をしていたんだけど、俺今将来中か!?と自分は現実をみつめないといけないことを自覚するシズオ。秀一くんの家でくつろぐシズオは、お風呂に入ってバスタオルしたままビールをぐびぐび。くつろぎ過ぎ。この秀一(山田孝之)は、口数は少ないけど、理不尽なことにはおこれるカッコイイ男。

中学館に何度も漫画を持ち込むもボツ。しかし、佐藤二郎に占ってもらってペンネームを変更。中村パーソンになったら、いきなり面白い作品と評価され、佳作。雑誌に掲載される。EKKE。それで気をよくしたシズオ、もうプロしかないと思い込む。しかし、父親は今回の件を記念に、真面目に働くように言う。

一方、すぐに仕事をやめる秀一も、髪の毛を黒にしてスーツを着て就職活動。友達の宮田と一緒に3人で食事をすることも。

宮田はサラリーマンとして頑張っていたが、やさしすぎるから自分には無関心だと意味不明の理論で、前妻と離婚している。男の子が一人いる。しかし、前妻が再婚を考えているときかされ、宮田もサラリーマンを辞めることを決心。パン屋をやろうと思っているらしい。そこへ秀一を誘う。

どうやら、自由人シズオに影響されてしまったようだ。

一方、もう連載も確実かと思われたシズオ、担当編集者がシズオに影響されて退職。新しい担当者は指原莉乃。そくボツにされて落ち込むシズオ。気晴らしに激安ヘルスへ。スッキリして帰ろうと部屋を出たところで、娘と遭遇。

もう頭の中が真っ白になり、自転車で歩道橋を下っている時に事故。しかし頭が頑丈だったので、なんとか助かった。

父親として、やめなさいと忠告するシズオ。父親が無職だし、漫画を描いてほしいからお金をためていたらしい。このお金に関して、一度シズオが娘に2万円借りるシーンがある。これが伏線だったんだな。

最後に、宮田が、ミ・ヤータというパン屋を開くところで話はおわる。

最後のエンドロールまでよくできていて面白かった。

それにしても、シズオ、才能があってうらやましい。

キャスト

大黒シズオ:堤真一
大黒鈴子:橋本愛
宮田修:生瀬勝久
市野沢秀一:山田孝之
村上政樹:濱田岳
宇波綾:指原莉乃
宮田の前妻:水野美紀
大黒志郎:石橋蓮司

スタッフ

監督:福田雄一



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