藤田まことの必殺シリーズ。必殺仕事人でもおなじみの菅井きん・白木万理ペアも登場する必殺仕置人。
今回の話は、風呂屋を覗く男が、女性の裸を見てムラムラ。その後、女性の後を追って暴行後殺してしまう。それを知った男の父親はヤクザの大親分なので、同心の村上にお金でごまかしてもらうが、度重なる殺害にそろそろかばいきれなくなると、無関係な男を身代わりに捕まえる。無実の罪で捕まった弟の恨みをはらすために、姉は仕置人を探そうとするが・・・
※古き良き時代なので、女性の体は丸見え!?
ということで、今回気になったのは、無実の罪で捕まった弟の姉が正八に仕置人を知らないかと尋ねているあたり。
風呂屋を覗いている男のことを「デバガメ」と言うんだけど、デバガメって江戸時代にはない言葉なんだよね。
デバガメ(出歯亀)とは、明治41年(1908)風呂帰りの女性を殺害した女湯のぞきの常習者、池田亀太郎という出っ歯の男のあだ名からきている。よく風呂場の覗き魔のことをデバガメと呼んでいる。こち亀のアニメでもデバガメという言葉がでてくる。
つまり、仕置人の時代設定(江戸時代)より後の明治にできた言葉が使われているということ。
念仏の鉄/山崎努
巳代松/中村嘉葎雄
正八/火野正平
おてい/中尾ミエ
中村主水/藤田まこと
元締・虎/藤村富美男
死神/河原崎健三
中村せん/菅井きん
中村りつ/白木万理