違法行為!! 温泉マル秘大作戦17




温泉宿の仕掛け人として全国を飛び回る星野さつき(森口瑤子)たち城ノ内コンサルティングの今回のクライアントは、香川県の琴平にある『ことひら温泉 琴参閣』。前支配人の突然の引退を受け、急きょ新支配人の座に就いた大迫俊充(石橋保)の教育を中心に、『琴参閣』がより魅力的な宿になるようさつき以下、料理人の島慎之介(東幹久)、もてなし担当の森田梢(高樹マリア)、温泉リサーチャーの岩田幸平(村田雄浩)がそれぞれ力を尽くしていく。
 まだまだ半人前の大迫にとって、いつも笑顔で気働きのある仲居の北浦ちひろ(東風万智子)は頼りになる存在。だが、そのちひろは、フィアンセが作った借金の件で、本島(ほんじま)の当主、塩田原明彦(平賀雅臣)からしつこく付きまとわられるという悩みを抱えていた。
 そんな中、人気旅行雑誌の取材班が『琴参閣』をベースに香川特集の撮影を開始する。カメラマンの崎本太陽(高橋和也)は地元の出身。太陽が持つ独自の撮影スタイルや美意識の高さに、さつきは次第に魅せられていく…。
 そのころ慎之介は、偶然にも知り合ったちひろの母、すゞ子が作る地元の母の味にすっかり魅了されていた。“いただきさん”と呼ばれる香川県独特の行商で魚を売り歩いているすゞ子を、まるで亡き母のように慕いながら、慎之介は香川ならではの味覚を勉強していく。
 すゞ子には、ちひろの兄にあたる息子の雅弘(佐野圭亮)がいた。悪い人間と付き合うようになり家を出たきりの雅弘だったが、慎之介と行商に出歩いているある日、ふいにすゞ子の前に姿を現わす。最近金回りがいいという雅弘は、すゞ子に小遣いを渡そうとする。しかし、手を入れたポケットからはなんとジャックナイフがこぼれ落ちる! 慌ただしく本島行きのフェリーに乗り込み、再びすゞ子の前から姿を消す雅弘。すゞ子によれば、本島は昔、家族3人でよく遊びに行った場所だという…。
 翌日、本島で明彦の刺殺体が発見される。前夜、明彦の家の前にちひろがいたという目撃証言があり、ちひろは警察署への任意同行を求められる。また、目撃者によれば、もう一人、男性の姿もあったという。それを知ったすゞ子は、雅弘が犯人だと直感。慎之介は懸命に否定するが…

このシリーズはよく見ている。森口瑤子は数字に強く、東幹久は料理がうまく、その他仲居のスペシャリストなど、チームで温泉を立て直す仕掛け人。

今回は、作品の内容は省略して、珍しく森口瑤子が演じる星野さつきがいい感じな相手と出会う。カメラマンの崎本太陽(高橋和也)だ。二人はお互いに意識しているような大人な感じ。ちょっと恋している星野さつきは、ネットで崎本のサイトを発見。写真を検索してチェック。ストーカーっぽい?そして、ホテルの玄関から崎本の部屋を見上げてにやにやしたり、遠目で追いかけて観たり、やっぱりストーカーだな。

そして、今回気になったのは、そんな星野さつきのセリフ。カメラマン崎本とのデート中、崎本が数字に弱いと告白。例えば確定申告とか苦手、みたいなことを言うと、すかさず星野さつきが私がしましょうか?と提案する。崎本は収入がばれるので・・・とやんわりと断る。

これ、普通の人は気づかないと思うけど、税理士でもない人が有償・無償問わず、他人の確定申告をすることは違法なんだよね。星野さつきの肩書は、経営のスペシャリスト。元銀行員(東都銀行)でファイナンシャル・プランナーの有資格者である。つまり、税理士ではない。たかがファイナンシャルプランナーごときが税理士でないとやってはいけない確定申告をしましょうか、と提案するとは言語道断。完全なる違法行為。もう一度いうと、税理士しかできない行為は、「無料」であってもやってはいけない。ドラマとはいえ、このセリフはいただけない。

完全なる違法行為を堂々と宣言させるドラマ。相手が断ったけど、問題あり!

「税務代理は無償であっても税理士法違反です」

星野さつき 森口瑤子
島慎之介 東 幹久
森田 梢 高樹マリア
北浦すゞ子 根岸季衣
北浦ちひろ 東風万智子
北浦雅弘 佐野圭亮
大迫俊充 石橋 保
玉城裕也 赤塚真人
塩田原明彦 平賀雅臣
郷田 正 中島久之
平田昭夫 不破万作
古賀マキオ 細山田隆人
アユ 伊藤花菜
崎本太陽 高橋和也
岩田幸平 村田雄浩
城ノ内愛子 野際陽子



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